細胞生物学、分子遺伝学、分子生物学と続く、非常に新書でも分厚い書籍であるが、これも、向こうの大学生が読むテキストのごく一部である。「はじめに」によると、この非常に分厚いテキストは、ある大学では、文化系も必須であると言う。その教育方針が素晴らしい。”経営者になろうとも会計士のなろうとも、現代の時代の生物学は知識としても、ロジックとしても必須である。と考えるからだ。”僕は、理科系に進んで、おそらく、レポートだけ提出したらよいのだろうという甘い考えは、日本の大学においても、その考えは、見事に打ち砕かれた。アメリカの大学においては、我々の努力は、ほんの些細なものでしかない。思いっきり、勉強しても、卒業できない者は、卒業できないのである。日本人は、昔、”独創的でない。”というというのが通念であった。一方、アメリカに留学した中国人は、20年前の僕の学生時代においても、必死で勉強していた。しかしながら、現在においても有能なサイエンティストのノーベル賞受賞者は、日本には複数いるが、中国においては、未だいないでのではなかろうか?彼らは、経営者として成功している人物がいるとしてもです。アメリカの今日のIT業界の成功は、クリトン政権時代の戦略的なIT,バイオの集中的財政投下によって、もたらされている。僕の学生時代(80年代後半)においても、向こうのサイエンティストらは、詰まらないよく機能等も解っていない遺伝子でも発見すると、即、特許申請に持ち込んでいた。おそらく、バイオの時代に入ると、これらは、ボディブローのように利いてくるだろう。今の日本の科学業界は、まるで、戦時中の一握りの優秀なパイロットによるその名を世界に轟かせた”零戦”に、頼りにつつ、その真価を中枢部を理解していない。結局、個人主義でありながらも、その向こうの組織力に負けた。同じ事が、現在の日本においても繰り返されようとしている。我々は、果たして、アメリカのように不死鳥のように蘇ることができるのか?僕は、とても懐疑的だ。 By KI,Kzuo Ito又はTogusa,トグサ
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