2012年8月28日火曜日

2012/08/26 毎日「今週の本棚」より、注目の書評、書籍。 今までの太平洋戦争に対する歴史観を、修正する『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』の著者、加藤陽子さんの書評が面白かった。 書評...

2012/08/26 毎日「今週の本棚」より、注目の書評、書籍。今までの太平洋戦争に対する歴史観を、修正する『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』の著者、加藤陽子さんの書評が面白かった。書評タイトル:「経済人はなぜ満州事変を阻止できなかったのか」実は、この戦争に参加する事に、経済人にもメリットがあったようです。上記、歴史観の修正うんぬんは、僕の学生時代にも少数派であるが語られていた事ではあるが。『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』は、結構、売れたと思います。三浦雅士氏評:中村稔著「私の昭和史・完結編」 上下 青土社詩人であり、弁護士でもあった中村稔氏の独自の観点から見た昭和史。「好きなもの」は、普段、全く読まないのだが、この日は大杉漣であった。遅咲きの俳優で、数限りない現場を経験した大杉漣が、現場が一番好きというのは、僕にとっては、とても微笑ましい。諦めず続ける事の大切さを教えてくれる。[紹介]より。畑中章宏[災害と妖怪 柳田国男と歩く日本の天変地異」僕の少年時代にも、その名残はありましたが、日本人は、天変地異、疫病の流行などを、恐れおののいた異形の形で記憶していた。恐れを知らない人々ほど、怖いものはない。余談ですが日本歴史は太古から、敗者の方が恐れられるという不思議な歴史を持つ。学問の神様・菅原道真は、氾濫する天変地異が、道真の祟りだと恐れられてたてまつわれたものだ。詳しくは、山口昌男氏の「敗者の歴史」なんぞをどうぞ。小川洋子「とにかく散歩いたしましょう」 毎日新聞社「博士の本棚」で、独特の感性を持つ小川洋子さんのエッセイが好きになりました。今週で購入候補はこれのみかなー丸谷才一氏の言うように、豊かな書評というものは、購入の判断基準のみだけでなく、己の知識・教養をより豊にしてくれます。毎日の書評は、その長文ぶりに、最初はビビるが、とても豊かです。僕にとって不可解なのは、今の日本文学は、加藤 典洋の語るように「大江か春樹か」ではなく「大江と春樹」と僕も同意しますが、小川洋子さんのような内面に毒のある方が、村上春樹を神聖視するのには解せない。以上。          2012/08/28(火)             K-I,Kazuo Ito又はTogusa,トグサ






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